陶芸のひとりごと

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愛知県長久手市在住、45歳野田宗憲(のだっち、むねサン)野田写真館を営む一方で、陶芸、甘いもの、車や鉄道に乗ってあちこち出没。最近は登山に嵌っている。

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天涯の花

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平成29年8月9日


宮尾登美子さんの『天涯の花』を読みました。
舞台は、昭和30年代の四国の霊峰・剣山。
吉野川沿いの養護施設で育った珠子は、十五歳で剣山の中腹にある剣神社の宮司夫婦の養女となる。
まだ林道も開通していない秘境の中で、無垢な魂を持ち続ける少女の成長を描いた長編小説。
山の厳しくも美しい自然、心優しき人々との出会い。
現在、百名山の剣山の山頂に立つのは容易い。
登山道から行場に進んだ斜面に、8月初旬に咲くのが、キレンゲショウマ。
小説内でも、「まるで一つ一つの花が月光のように澄み、清らかに輝いて見えた」と
表現されている。
下向きに咲き、花びらはあまり開かず、ラッパ状で月のような黄色い花。
珠子のひたむきさやしんの強さを、花に重ね合わせているように思えた。
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by nodacchi21 | 2017-08-10 09:31 | 読書 | Trackback | Comments(0)