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陶芸のひとりごと

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愛知県長久手市在住、46歳野田宗憲(のだっち、むねサン)カメラを生業に、陶芸、グルメ、読書、旅行、登山などを楽しんでいます。

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喜楽亭。

喜楽亭。_b0095350_15315416.jpg12月22日
豊田市へ。
豊田市美術館で、青木野枝|ふりそそぐものたちを鑑賞し、
豊田市産業文化センター内喜楽亭にて、
豊田市民芸館の穴窯でご一緒した方々の工房展に顔を出しました。
豊田市神明町にあった「喜楽亭」は、明治時代後期から続いた料理旅館で、
大正期の代表的な町屋建築として知られています。
昭和42年廃業後は住居として使用していたものを、昭和57年に復元移築され、
以降、一般開放され、使用できるようになっています。
建物は、大正期に中央座敷、昭和元年から3年にかけて前部分、
昭和15年頃には裏、二階座敷部分と3回に渡って建築されています。
家の骨組みは、中げたと梁を交互に組み合わせた地棟と呼ばれるもので、
くぎ類の使用も最小限にとどめられています。
用材は、豊田市広川町性源寺の樹齢400年の松が使われ、
「喜楽」と刻まれた瓦は豊田市市木町の瓦師都築氏の手によるものと伝えられています。
喜楽亭は、近年の都市化により、急速に姿を消しつつある下町の大規模な和風建築を今に伝えています。
和の趣きが落ち着きます。

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by nodacchi21 | 2012-12-22 17:10 | 陶芸・展覧会

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